All-on-4に適した患者

All-on-4に適した患者

適した患者

上下4本ずつ埋め込まれたインプラントですべての人工歯を支えることができる最新技術、All-on-4(オールオンフォー)。最近話題のインプラント治療の中でもとくに注目されている技術です。

このAll-on-4の技術は特定の状態の人にとくに大きな効果を発揮します。

まず総入れ歯の人。これまでは歯全体を治療する場合、人工歯を固定させるために多数のインプラントを埋め込まなければなりませんでした。場合によっては10本を超える本数を埋め込まなければならなるケースもあり、手術の回数や費用面など大きな負担となっていました。しかし、この治療法ならたった4本のインプラントで済みます。治療も短期間で済ませることができるうえ、価格も大幅に節約することができます。

それから骨量が少ない人。インプラントの問題点のひとつは、あご骨の量が少ない場合は埋め込むインプラントを固定させることができないということです。しかしAll-on-4(オールオンフォー)は上顎洞同士の間など、骨量が多い場所に埋め込むため、骨移植などの必要もなく治療を行うことができます。

また残っている歯が少ない上にグラグラと不安定な状態になっている場合にはその歯を抜歯した上でAll-on-4を行うという方法もあります。不安定な歯の状態で思うように噛むことができないなら安定性に優れたAll-on-4でしっかりとしたかみ合わせを手に入れる方がより健康的な生活を送れるという面もあります。

このように、従来のインプラント治療では、骨の移植をしなければならなかったり、サイナスリフトが必要だったりして、治療に困難があったり、負担が大きくなってしまう状態の人にAll-on-4はとくに適しています。負担が気になってインプラントに踏み切れなかった人はこの新技術の情報を調べてみてはいかがでしょうか。

インプラント適応症情報