All-on-6

All-on-6とは

All-on-6とはなんでしょうか?実はAll-on-6とは、正式な医学用語ではなく、一部の日本人歯科医師が使う造語です。

従って、All-on-6に関する論文は無いでしょうし、Wiki●●で探そうとして「All-on-6 Wiki」と検索してみても見つからないと思います。

一部の日本の歯科医師は、なにをAll-on-6と言っているのか?

all-on-6

このサイトでAll-on-4についてはある程度の理解ができたと思います。では、All-on-6とはどういうことでしょうか?

数字の4が6になっただけですので、分かりやすいですね。

つまり、All-on-4では、上顎、下顎それぞれに10〜12個の人工歯を並べ、4本のインプラントで支えるわけですが、

All-on-6では、上顎、下顎それぞれに10〜14個の人工歯を並べ、6本のインプラントで支えるということを表します。

傾斜埋入はするのか?

All-on-4の特徴として、奥歯側の2本のインプラントは、下顎では、下歯槽神経を避けて、長いインプラントを斜めに入れます。

上顎では、サイナスを避けて、長いインプラントを斜めに入れます。

傾斜埋入

これが傾斜埋入です。All-on-4の特徴であり、この従来と違う考え方により、少ないインプラント本数で高い効果が得られます。

では、All-on-6では、傾斜埋入はするのか

これは、正式な見解はありません。

All-on-6という言葉を使う歯科医師によって考え方はそれぞれです。歯科医師によっては傾斜埋入するケースも傾斜埋入しないケースも All-on-6と呼ぶかも知れません。

注意点として、6本のインプラントが間違いという事は全く無く、6本〜10本で行う方法もあります。

日本の一部の歯科医師がAll-on-4でないものをAll-on-□と呼ぶので紛らわしくなるのですが、何本のインプラント数が理想的かは、 患者の状態によって決まるといえるのではないでしょうか?

どんな人でも一概に何本が良いと言ってしまうのは危険な考え方だといえます。

「4本が良い。」「6本が良い。」「8本が良い。」などという歯科医師もいますが、一概に本数を決めてしまうのは、科学的ではないのです。

では、オールオンフォーが、注目されているのはなぜか?

全てのケースでとはいえませんが、本数が少ないで済む場合があります。もし、4本の埋入で済めば、治療費、治療時間、治療期間が 縮小できます。利点が多いので、注目されています。4本のみの埋入が正しいというわけではないのです。

「では、自分の場合は何本が良いのか?」

それは、信頼できる歯科医師のもとで、診査、診断を受けた上で質問してみて下さい。

All-on-6という言葉を使っているサイト情報

「All-on-6」は「All-on-4」をもとにできた造語です。主に一部の日本の歯科医師が使っています。